Tackling TypeScript
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10 TypeScriptへの移行戦略



この章では、コードベースをJavaScriptからTypeScriptに移行するための戦略の概要を説明します。また、さらに詳しい情報への参照も記載しています。

10.1 3つの戦略

TypeScriptに移行するための3つの戦略をご紹介します。

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10.2 戦略: JavaScript/TypeScript混在コードベース

TypeScriptコンパイラは、コンパイラオプション`--allowJs`を使用する場合、JavaScriptファイルとTypeScriptファイルの混在をサポートします。

最初はJavaScriptファイルのみです。その後、1つずつTypeScriptファイルに切り替えていきます。その間、コードベースはコンパイルされ続けます。

`tsconfig.json`はこのようになります。

{
  "compilerOptions": {
    ···
    "allowJs": true
  }
}

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10.3 戦略: プレーンJavaScriptファイルへの型情報の追加

このアプローチは次のように機能します。

JSDocコメントを介してプレーンJavaScriptに静的型を指定する方法は次のとおりです。

/**
 * @param {number} x - The first operand
 * @param {number} y - The second operand
 * @returns {number} The sum of both operands
 */
function add(x, y) {
  return x + y;
}
/** @typedef {{ prop1: string, prop2: string, prop3?: number }} SpecialType */
/** @typedef {(data: string, index?: number) => boolean} Predicate */

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10.4 戦略: スナップショットテストによるTypeScriptエラーの大規模プロジェクトの移行

大規模なJavaScriptプロジェクトでは、どのアプローチを選択しても、TypeScriptへの切り替えによってエラーが多すぎる場合があります。その場合、TypeScriptエラーのスナップショットテストが選択肢となるかもしれません。

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10.5 まとめ

TypeScriptに移行するための戦略を簡単に見てきました。さらに2つのヒントをご紹介します。